プチ創業は意外にいけている(by日本政策金融公庫)

  今年の3月14日、日本政策金融公庫総合研究所が「ごく小規模で創業して儲けている企業が増えている」という興味深い調査結果を発表しました。
 「2018年度新規開業実態調査」アンケート結果によれば、開業費用が250万円未満の少額開業が調査先の16.7%を占め、2014年度以降上昇しています。費用を節約するコツは、自宅の一部を工場、店舗、事務所に使い、内装工事を自分で行い、従業員は家族のみとしたりしたことです。そうした節約の効果もあり、創業後の月当たり利益は平均38万円にもなるとのことです。
 業種はサービス業、小売業、医療・福祉が多いようです。インターネットを活用したビジネス(ネット通販など)も含まれているでしょう。
 需要が見えにくく、競合も激しい今、高額の資金を投入して創業することには大きなリスクが伴います。「小さく生んで大きく育てる」プチ創業がこれからのブームになるのではないでしょうか。