創業時の顧客確保のポイント(日本政策金融公庫総合研究所)

 創業者にとって顧客を確保する際のポイントは「経験、人脈、新規性」であると、日本政策金融公庫の2014年新規開業実態調査(特別調査)では述べられています。
 業歴5年以内の創業企業にアンケート調査を行い、2,699社から得た回答をまとめると、創業時は経験や人脈、創業後は事業内容の新規性が顧客確保で重要になるとの結論を得たそうです。これらは納得できる話です。
 注意すべきは、回答企業の4割近くが創業時に顧客をまったく確保していなかったこと、その半数以上が創業後に販路開拓で苦労したことです。
 創業して短命で終わる理由はただ一つ。準備不足です。顧客を準備することこそ、最も重要な準備であると多くの創業予定者に知っていただきたいと思います。