創業100周年を迎えるスーパーマーケット(米子市・伯耆町)

 米子市「山陰の商都」と呼ばれるほど、商業が盛んなまちです。百貨店からスーパーマーケット、昔ながらの商店もあれば、コンビニエンスストア、ディスカウントストアまで、さまざまな業態の小売店がひしめきあっています。
 そんな小売業の激戦区にあって、地元のスーパーとして存在感を発揮し、地域の人々から親しまれているのが「ファミリーストア いしかわ」です。
 「いしかわ」が創業したのは1917年(大正6年)。JR米子駅前で野菜などを路上販売するところからスタートしました。地元のお客さまの声をもとに取扱商品を拡げ、今では米子市伯耆町に3店舗を持ち、生鮮食料品から日用品、雑貨まで扱う総合スーパーマーケットとして営業しています。
 青果市場、魚市場で直接購入できる強みを活かして新鮮な野菜や魚を廉価で提供できること、どこよりも早く始めたお惣菜が手作り感あふれる「おふくろの味」で喜ばれていることなどから、地元での人気は根強いものがあります。
 「お客さまに何か得をしていただく」をモットーに、お客さまを大切にする経営方針を徹底しています。米子市の発展とともに歩んできた同社は、地産地消にも力を入れ、地元の食品を優先的に陳列し、「東郷梨」ブランドの二十世紀梨氷温熟成技術でうまみを増した納豆なども取扱っています。
 地域と共に歩み、地域から愛されて来年には100周年を迎える同社。これからも愛され続けてほしいと思います。