女子力=おなご力=米子力

 「まちおこしには女性の力が重要」とはよく言われることですが、米子市は、まさに女性に支えられて栄えています。
 「山陰の商都」と呼ばれる米子市は、ここ10年、人口が15万人規模で横ばいに推移しています。全国的には人口減少のトレンドにある中、驚異的なことです。この人口維持を可能にしているのは、鳥取大学医学部附属病院米子医療センター山陰労災病院などに代表される医療福祉機関が充実しているからでしょう。
 平成24年経済センサスを見ると、米子市で仕事に就いている人(従業者)の数は6万7千人で、そのうち女性は3万2千人です。女性が働く先で最も多いのが医療・福祉で、7千5百人が勤めています。男性の従業者数(2千5百人)に比べて、女性の方が5千人も多く勤めていることになります。
 女性の働く場が確保されていることで、地域力あふれる米子市が実現しています。女子力=米子力と言えるでしょう。