地方創生は労働条件の向上から(by日本銀行鳥取事務所)

 昨日(2月2日)米子市立図書館で、米子市が主催する米子市地方創生講演会「山陰・米子経済圏の創生に向けて」が催されました。講師は日本銀行の大山陽久鳥取事務所長です。
 大山所長が、米子市の地方創生の方向性について、人口や生産性の統計を用いてわかりやすく説明されました。米子市は交通の要衝でありJRの存在感が大きいことと、鳥取大学医学部など医療関連産業の重要性が大きいことを活かして、山陰地方における最大の経済繁栄都市を目指すべきと指摘には、聴衆が盛んにうなずいていました。
 県内の労働条件を向上させれば労働生産性も向上する、日本一働きやすい鳥取県を目指そうというメッセージは、多くの聴衆の心を打ちました。地方創生は働きやすい地域環境の整備から始まるという発想は斬新です。ぜひ地方創生の施策担当者に浸透してほしいと思います。