起業計画は失敗を前提に考える(by吉田雅紀)

 起業は失敗することを前提に計画を立てるべき、と吉田雅紀あきない総合研究所代表は言います(吉田雅紀読んで、考え、書き記す 起業「成功」ノートすばる舎)。これは非常に重要なアドバイスです。なぜなら、ほとんどの起業予定者が、成功することだけを考えて計画を作り込み、起業するものの、無残に失敗していくからです。
 廃業率が開業率を上回る現状というのは、試みたことが半分以上失敗する状態とみてよいでしょう。つまり、失敗する方が多数派なのです。失敗して当たり前、しかしその失敗から貴重な教訓を得て、次の成功に活かす。こうしたしたたかさが求められています。
 名経営者は、しぶとくてしたたかです。起業予定者の方にもこうした資質を備えていただきたいと思います。