地域ブランド連合で世界に発信(愛知県岡崎市)

 サムライ日本プロジェクトという取組みをご存知でしょうか。岡崎市を拠点とした各地の地域ブランドをネットワーク化して、全国や世界に発信しようという取組みです(安藤竜二『地元の逸品を世界に売り出す仕掛け方』ダイヤモンド社)。
 プロジェクトリーダーである安藤竜二(株)DDR社長は、三河(愛知県東部)、加賀(石川県南部)、安芸(広島県西部)、尾張(愛知県西部)、駿河静岡県中部)、美濃(岐阜県南部)の地域ブランドをサムロックという共通ブランドでまとめ上げました。
 三河からはサイダー、和蝋燭、八丁味噌かりんとうきしめんなどを、加賀からは醤油、漆器を、安芸からは珈琲、青きな粉を、尾張からは瀬戸赤津焼、扇子、ごぼうあられ、牛すじどて煮を、駿河からはうなぎ静岡焼き、マドレーヌを、美濃からは純米酒、珈琲をサムロックブランドとしてPRしています。愛知、石川、広島、静岡、岐阜という広域の商品をネットワークで結んでブランドにするというのは斬新な取組みです。しかもターゲットは世界です。
 地味ながらきらりと光る地域の商品をブランド化して世界に売り込む。すごい取組が岡崎市で行われています。