いくつになっても仕事が生きがい(岐阜県中津川市)

 「仕事が生きがい。仕事に行くのが楽しみで仕方がない」「働いていると生活のリズムが違う」「いいですよ、若い子と一緒に仕事できるのは。こっちも若い気分になっちゃう」
(株)加藤製作所で働くシルバー社員の声です(加藤景司『意欲のある人、求めます。ただし60歳以上』PHP研究所)。
 高齢者は、いくつになっても働いて、社会に役立っている自分を感じていたいという欲求をもっています。しかし、働く場がない、体力面の不安もある、若い従業員とうまくやっていけるか自信がもてない、という課題があります。こうした課題を解決した時、社会における高齢者の活用が一気に進むのだと思います。
 今や人生100年の時代です。60歳からの人生をいかにポジティブに生きるか。全員参加型社会のあり方を真剣に考える時でしょう。