社長であり経営コンサルタントでもある小山昇氏が経営支援先企業向けに開催する「経営計画書作成合宿」では、参加する社長に「5年で売上を2倍にする長期計画」を立ててもらうそうです。この趣旨は、今と同じやり方では会社は成長しないことに気付いてもらうためだそうです。それぐらいしないと会社というのは変わることができないと言います。実際、小山氏が経営する(株)武蔵野は、この方法で新規事業に挑戦し、売上を倍増させました（小山昇著『強い会社の教科書』ダイヤモンド社）。
今や世界規模で社会・経済の大きな変化が進んでいます。その中で、我が国は少子高齢化による需要減少と、グローバル化による供給過剰に見舞われています。これだけ厳しい経営環境の中で事業を継続させるには、常に勉強しながら、変化に対応していかなければなりません。それが小山氏の言う新しいやり方にチャレンジするということなのだと思います。
地域を支える小企業であっても、世界規模の大きな変化の中にいることを自覚し、勇気をもって新しいことに挑戦する必要があるということでしょう。
