商工会のエキスパートバンクを活用して販路開拓した女性社長

 商工会が行う専門家派遣事業にエキスパートバンクがあります。これを利用して販路開拓を行った女性起業家の事例が日本政策金融公庫『新たなターゲットを拓く−小企業の販路開拓戦略』(同友館)に紹介されています。
 静岡県袋井市でラッピングスタジオ「スタジオラップス」を経営する佐野正恵社長は、ラッピング教室から小売店向けラッピングコンサルティングへと事業を拡張する際に、森町商工会の経営指導員に相談して、静岡県商工会連合会が運営するエキスパートバンクに登録しました。これがきっかけとなり、小売店から声がかかるようになり、コンサルティング事業を軌道に乗せることができました。
 小企業が周辺業務へ事業を拡張するうえでも、商工会は頼れる味方であるという例です。ぜひ多くの事業者に活用していただきたいと思います。