「書とサボテンのまち」の新名物は大学が創った酒(春日井市)

 愛知県の春日井市では、中部大学が開発した日本酒「白亞」が今、ブームになっています。1月23日の春日井商工会議所主催の新年会では、「白亞」で乾杯が行われ、100名を超える参加者が舌鼓を打っていました。
 「白亞」は、春日井市にキャンパスのある中部大学で、ワイン・日本酒プロジェクトの一環として開発されました。研究開始は2013年で、2016年から試験醸造が始まり、第3回の試験醸造の際に「白亞」と命名されました。原料米に「五百万石」を使用した精米歩合70%、アルコール度数17.6%の純米酒で、芙蓉の花から分離した天然酵母を用いて醸造されています。華やかな香りの良さと上品な甘みが飲み手を魅了します。
 ものづくり王国の技術の粋を活かして開発された素敵な日本酒が春日井名物となり、最後には世界酒としてグローバルに知られるよう期待しています。