陶都の魅力を発信!せと陶祖まつり(瀬戸市)

 日本遺産である六古窯のひとつ瀬戸市で、4月20、21日、恒例の「せと陶祖まつり」が開催されました。会場の尾張瀬戸駅周辺は、大勢の人出で賑わいました。
 この祭は、陶祖・藤四郎(加藤四郎左衛門景正)の遺徳を偲ぶお祭りとして、1962年に始まり、今年で58回目を数えます。陶祖供養をはじめ、御物奉献行列、せともの楽市、せと窯元直販処など、瀬戸市内で様々な行事が行われます。主催は大せともの祭協賛会(瀬戸市瀬戸商工会議所、愛知県陶磁器工業協同組合、瀬戸陶磁器卸商業協同組合、愛知県珪砂鉱業協同組合、瀬戸市自治連合会、瀬戸市商店街連合会、窯神神社崇敬会他)です。今年は瀬戸市制施行90周年を記念して陶磁器のまち瀬戸を盛り上げるべく、自治体、商工会議所、業界団体をあげてオール地元で盛大に執り行われました。
 瀬戸蔵の斜向かいにある青の広場では、若手作家14名の手になる陶磁器・ガラス作品の展示販売も行われました。
 瀬戸市では、昨年から陶祖生誕800年を記念して、陶都の魅力を発信する様々な事業を開催しています。六古窯のまち瀬戸市がますます注目されることでしょう。