10月1日は「国際コーヒーの日」です。1983年に全日本コーヒー協会が10月1日を「コーヒーの日」と定めたのが始まりで、2015年に国際コーヒー機関(ICO)理事会で世界的にも「国際コーヒーの日」と定められました。
10月1日は「日本酒の日」でもあります。9月に新米が収穫され、10月から日本酒造りが始まることにちなんで、日本酒造組合中央会が1978年に定めました。
同じ10月1日を記念日とするコーヒーと日本酒ですので、一緒に味わいたいと思う人も多いと思いますが、そんな商品がありました。神奈川県海老名市にある(株)Muuが販売する「酒珈琲」です(日本政策金融公庫総合研究所『調査月報』No.193P30-31「恩人の言葉に応える酒珈琲」)。
「酒珈琲」は、コーヒー豆を酒に漬け込み、酒の風味を移した後に焙煎した酒が香るコーヒー豆です。2023年の発売当初はワイン、ウイスキー、ラムを使ったコーヒー豆から出発し、今は、日本酒、焼酎、ワイン、ラム、ウイスキー、ジン、ブランデーと7種類の「酒珈琲」を販売しています。国内の酒店や米穀店、中国や台湾の企業からも注文があるそうです。
コーヒーの世界にバリューイノベーションを起こした「酒珈琲」。まだまだ広がることが期待されます。