7月7日、春日井市の春日井商工会議所で、創業支援セミナー「成功するビジネスプラン」が開催されました。講師は日本政策金融公庫の支店長と融資課長で、融資担当者の立場からビジネスプランをどう評価しているかを受講者に体験してもらう講義を行いました。
春日井駅前でケーキショップを開店したいと考えている人が融資を相談してきたケースをもとに、どこを評価して融資を決めるかを丁寧に説明しました。実際に受講者に融資稟議書を書いてもらい、支店長が決裁するという本格的な授業です。この試みは創業支援セミナーでは日本初です。ビジネスプランがリアリティを持っているか、それを実現する力を創業者が持っているかが重視されると指摘されました。
このセミナーでは、起業家度チェックシートも配られ、起業家に必要な資質について説明されたり、立地の不利を克服した事例、ターゲットを変えて売上を増加させた事例、試験創業で手応えをつかんでから本格創業した事例なども紹介されました。
受講者からは、「金融機関の見方がわかって、借入のポイントが理解できた」「紹介された事例が参考になった」といった感想が寄せられました。貸し手と借り手が目線を共有することでビジネスプランをレベルアップさせる斬新な取組みです。全国に波及してほしいと思います。
