皆生温泉の新酒発表会の知られざるすごさ(米子市)

 3月3日、米子市の皆生グランドホテル天水で、「皆生温泉・海に降る雪 上代」の新酒発表会が開かれました。米子市周辺から122名の日本酒好きが集まり、今年の新酒を吟味しました。
 濁り酒「海に降る雪 上代」は、伯耆町の生産者と皆生温泉が平成20年から共同で日本酒造りに取り組み完成した、皆生温泉オリジナルの日本酒です。毎年、新酒の発表会がこの時期に開催されています。
 濃醇辛口と呼ばれる甘酒のような口当たりのよさと、コクのある旨味が特徴の濁り酒です。発泡性が強いため、あふれないように開栓するには、5分くらいかかります。開栓の際には、底に溜まった白い濁りが瓶の上部に一斉に集まり、徐々に落ちてくる様子から、「海に降る雪」と称されています。
 淡いブルーの細長い瓶は見た目もおしゃれで、女性にもアピールする力があります。今年は「福来る」とかけて2,990本の限定生産となりました。皆生温泉のシンボルとして、全国に知られてほしいと思います。