野菜ソムリエによる活粋食堂(愛知県蟹江町)

 商工会議所の中小企業支援ネットワーク強化事業を活用して蟹江町にオープンしたのが、大橋三四郎さん経営の「活粋食堂」(いきいきしょくどう)です(津島商工会議所HP)。
 大橋さんは、医療福祉機関の栄養士・調理師としての勤務経験から、疾患を持つ方等に対応できる「食」にかかわる事業として飲食店を立ち上げました。
 野菜ソムリエ認定店として野菜に力を入れ、有機無農薬野菜や産地直送の新潟野菜などを使った料理を提供しています。自慢の料理「奥伊勢七保鶏の照り焼き」には、メインの鶏照り焼きに旬の野菜が入った品数豊富なおばんざい盛合せが付きます。
 完全オープンキッチンで、お客様とのコミュニケーションが図りやすいところも売りになっています。
 健康をテーマに野菜をセールスポイントにした飲食店経営を商工会議所の支援を受けて伸ばしていく。将来性のある事業だと思います。

(追記)
 2019年7月14日、尾張温泉近くの「活粋食堂」をお昼に訪問しました。ランチメニューを3種類に絞り(花弁当、酢豚定食、重箱ランチ)、野菜を中心にした構成の料理を出しておられました。味の輪郭がはっきりしている新潟野菜の旨味を真空調理機で存分に引き出した定食は、野菜本来の味を楽しめる点で自然そのものをいただく感じがしました。ホームページは多忙につき更新未了でアクセスできない状態でしたが、お店は年配客で流行っていました。野菜を核にしたメニュー構成が高齢者に受け入れられている様子でした。これからも息長くご商売を続けていただきたいと思います。