卓上豆腐製造機を世界22カ国に展開(三重県)

 ミナミ産業(株)三重県四日市市)は、2002年、器に地元の萬古焼を用いた卓上豆腐製造機「萬来鍋」を開発し、豆乳や天然にがりと一緒に売り出しました。天然にがり100%のできたて豆腐を食べられるという点が評判となり、飲食店やホテルなどを中心に出荷数は10万個を超えました。
 「萬来鍋」の評判は海外にも広がり、アメリカやヨーロッパなどから引き合いがきて、今では22カ国で販売するまでになりました。海外に受け入れてもらうには、できたてを強調するのではなく、豆腐に砂糖やメープルシロップをかける食べ方を提案するなど、相手国の文化に合わせる工夫が必要だったそうです。
 日本の伝統食品を世界へ。同社の挑戦はまだまだ続きます(中部経済産業局HP中部発きらり企業より)。