無料で使える「経営自己診断システム」

 自社の経営状況がどの程度悪いかを無料で判断できるシステムが、Web上で公開されています。J-net21のサイト内にある「経営自己診断システム」です。
 このシステムは、150万社以上の中小企業の財務・非財務・デフォルトデータを蓄積したクレジットリスクデータベース(CRD)を活用して、経営状態の危険度を図るものです。我が国最大のデータベースを活用していますので、信頼度も我が国一といえるでしょう。
 長期不況が続いたため、多くの企業の財務内容は良くはありません。しかし当然ながら程度の差は存在し、軽度の危機に瀕しているものから倒産の危機に瀕しているものまで、さまざまです。そうした危険度をいち早く察知し、早めに手を打つために「経営自己診断システム」は役に立ちます。悪い経営指標の上位3つも指摘してくれます。
 自社の経営状況を客観的に把握し、適切な改善策を取るために、こうしたシステムの活用が進むことを期待します。