5月11日に、鳥取市のとりぎん文化会館で「とっとり起業女子フォーラム」が開催されました。女性起業家5人(堀木エリ子さん、米良はるかさん、端羽英子さん、麻田恵さん、神戸貴子さん)をスピーカーとする講演とフリートークで、満員の会場は大いに盛り上がりました。
和紙インテリアアートの制作を行う堀木さんは、利他の精神を強調。お客さまの要望からすべては始まる、伝統の原点は革新、夢は語らないと実現しないといいます。手作り和紙の技術を高め、緞帳、シャンデリア、乗用車まで制作するまでになりました。堀木さんの和紙は、パシフィコ横浜や成田空港にも納品しています。
クラウドファンディングの運営を行う米良さんは、パラリンピックの日本チームの活躍に刺激を受けて自分も世の中の役に立つ事業を行いたいと考えて起業したそうです。今や日本初かつ日本最大のクラウドファンディングサイトを運営しています。
スポットコンサル(Webを活用した経営アドバイザーの時間貸し)を行う端羽さんは、起業の際に自分がダメ出しされた経験からアドバイザーとのマッチングがビジネスになると気づいてスポットコンサルを起業しました。続けたいと思うことを見つけて、とにかく行動することが大事、といいます。
ナッツのハチミツ漬けをつくる麻田さんは、愛をもって接する、あきらめない、提案型で話すことが大事といいます。
病児シッター派遣を行う神戸さんは、社会に役立つことで自分がハッピーになれることで起業すべき、質にこだわる、といいます。
元気な女性起業家が、数百人の鳥取女子を前に、起業による社会貢献の大切さを語り、その志を伝えていました。こうしたイベントは、今後も継続的に行ってほしいと思います。