自分の頭で考えると日本の未来は明るい(by出口治明)

 自分の頭で考えるには、「タテ・ヨコ・算数」で考える習慣を身につけること、と出口治明氏(立命館アジア太平洋大学学長)は言います(出口治明自分の頭で考える日本の論点幻冬舎)。

 タテとは昔の歴史、ヨコとは世界情勢、算数とは数字・ファクト・ロジックのことだそうです。これまでの経緯を知り、現在の状況を世界規模の視野で捉え、数字とファクトとロジックで物事を考えると正しい答えが導けるということでしょう。

 この方法で考えると、日本には今でも経済成長が必要であり、コロナ禍で膨れ上がった財政赤字は危機的な状況であるが、歴史上、悲観論は全敗しているので悲観する必要はない。日本のコロナ対応も、昨年11月時点(著書刊行時)では比較的成功しているとのことです。

 問題解決の鍵は自分の頭で考えることであり、それができれば日本の未来は明るいというメッセージだと思います。